新人マネージャー奮闘記

新人マネージャーがあくせくしています。

大手企業にありがちな新規事業の罠

日本の伝統的な企業は、新規事業を立ち上げるとき陥りがちな罠

罠1.アイデンティティを求めすぎ

ほとんどの場合はここで止まる。 自社らしさを求めすぎた結果、自社の強みってなんだっけ? という話になる。

多くの新規事業のやる目的が、社会課題の解決を目指すしているのではなく、利益の創出のはずなので、本来、企業理念とずれなければ、利益がでる事業を選ぶべきなのに、なぜかずれる。

成長している&強豪が相対的に弱い事業なら投資する価値があるはず。

罠2.完璧な戦略を求める。

完璧な戦略を求めた結果、スタートが遅くなり参入チャンスを逃す。 たぶんこれの原因は新規事業をやるのが久しぶりすぎて、失敗できない雰囲気になっていることが原因。

罠3.PL/CFについては議論しない

PLとCFの議論がほとんどでない。 たぶんこれが一番悪い。 アイデンティティを求めたり、完璧な戦略に走ったり、定性的な議論になるのは、たぶんPLとCFをベースに会話されていないことが一番の原因。

PLの話がないので、新規事業ネタを提案する側も、あのあと他社が自分のアイディアと同じ商品を出したとかそういう話になったり。 自分のアイディアと似た製品が出ても、そのアイディアで利益を出せたかどうかは別。

社内で新規事業のアイデアを募集する際には最低限PLを作らせたら、かなり改善される気がするけど。。