商品企画に必要なのは忍耐
商品企画には斬新なアイデアよりも忍耐が必要だ。
まず、新しい商品を考えるとだいたい否定される。
既存の商品から離れれば離れるほど、否定される。
自分のアイデアを信じるなら、まずそこで耐えないといけない。
リーンスタートアップなんて考えは商品企画にしか通じない。
絶対成功させると信じて周りを説得し、
リリースを得られるまでは社内営業に耐えないといけない。
その後、開発に入るが商品をリリースするには早くても3ヶ月から6ヶ月かかる。
そうすると、開発中に人事考課を迎える。
まだ、商品をリリースできてないので、自分のやっていることがどんな正しくても
この時点ではまだ評価をもらえないので、耐えないといけない。
晴れて商品をリリースできたとして、プレスの反響がよいとは限らない。
というか、良くないことのほうが多いだろが、耐えないといけない。
リリースが終わったら、営業にどんどん営業してきてもらいたいが、
営業が新しい商品を積極的に売るとは限らない。
むしろ既存の商品が順調なら新しい商品なんて覚えるのが手間なだけだ。
営業に販売してもらうために社内営業が必要になるが耐えないといけない。
いくつかの顧客に売れて、顧客も満足度しているという声が届いたころ人事考課はやってくる。そのころにはリリースして1年は立っているだろう。
新しい商品が順調で小躍りしたい気持ちかもしれないが、その商品を企画・開発したのは前期のことだ。
人事考課とは、その期の行動に対して評価するものだ。
今期のミッションは???
そう、新しい商品を企画すること。
新しい商品の企画が適正に評価されなくても耐えないといけない。