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ベンチャーのいいところは、すぐ出世できるところである。
慢性的に人手不足なので、出世競争はほとんどない。
メガベンチャーでない限り、ベンチャーにいる人材は、大手でも働けるのになぜかベンチャーにいる変わり者か、大手では働くことができないと人材のどちらかである。
なので簡単にマネージャーになる。
しかし、大変なのはここからである。
簡単にマネージャーになれるということは、マネージメントが大変な人材が多いことの裏返しなのである。
したがって、マネージャーは2つのスキルを持たないといけない。
一つは、チームメンバーのやる気をコントロールする技術。
もう一つは、スキルのないメンバーに成果を出させる技術だ。
一つ目については、OKRや1on1などの本を読んで貰えれば参考になると思う。
問題は二つ目である。
これについて、僕の解は、できること以外は振らないということである。
考えてほしいのは、あなたのチームメンバーは、プレミアムやリーガでもなくJ1の選手でもない。J3選手である。
そのため、難しいタスクを降って成長することを期待してはいけないし、
難しいタスクを上司のサポートがあれば進められると考えてはいけない。
チームにおいて、一番の戦力はあなた自身のはず。
できないと仕事をふって、マネージメントに時間が取られるよりも、できる仕事を降るべきである。
そして、余った時間を教育に使うぐらいがちょうどいい。
マネージャーも人の子。くれぐれも無理をなさらないように。