なぜこんな時期に大学院の話をするかと言うと、
自分が入った大学院の入学時期がちょうど夏だったからです(確か8月)。
学部が工学部だったわけで、当然大学院も工学へ進めわけですが、
簡単に大学院に上がれるところもあるなか受験が難しくて、
4月から夏まで大学受験のような生活をしていました。
今思えば非常によい経験ができたと思っています。
遊んでばかりいた学生にとってちょうどよい勉強期間でした。
大学院はマスターなら2年です。
大学が4年であることを考えると更に2年は長いように見ますが、
その期間はあっという間に過ぎます。
今日、私が伝えたいのは、その2年間経験は社会人になっても有益であるということです。非常に非常に。
ここで私の説明をすると工学部で大学院までいって、工学に関わった仕事はしてません。
社会人になってほとんどの期間が企画や営業に近い仕事をしています。
専門知識が活かされた仕事なんてありません。
でも大学院の2年間が本当に役立って、とても重要な期間だと思っているので文章を書いています。
大学院でなって、得たことは、失敗と学習に対するスタンスです。
これの文章を読んでいる人は、実験をしているのでしょうか?
工学部の人なら実験をしている思うのですが、
実験には予想と違う結果がでることは日常茶飯事です。
そのたびになぜに予想と違う結果となったか考えます。
そして新しい仮設を立てて新しい実験を行います。
つまり実験結果が新しい仮設につながる限り失敗は存在しません。
例えうまく行かなくても前に進んでいるのです。
これは、仕事でも一緒です。
うまく行かなくても失敗を分析し改善案を作れれば、それは失敗ではありません。
改善案が作れないときが本当の失敗です。
次に学んだ重要なことは学習に対するスタンスです。
社会人のほとんどの人は学習を止めます。
得に自分の専門外の分野は学習しません。
研究に自分の専門はあるのでしょうか。
研究の目的上必要なら専門外だろうが調べますよね。
学習するプロセスというのはほとんどの人にとって面倒なものですが、
大学院の2年間をしっかりやってきた人なら実行できるタスクです。
大学院の2年間があるからこそ今の自分があると思っていますし、
これから大学院へ進む方にも有益な時間になってほしいと思います。