ギリシア人の物語を途中まで読んで
まだ最初の1冊の頭の方しか読んでいないけど。。
スパルタとアテナの改革について。
スパルタが一人のぶっ飛んだ天才によって体制が構築され、その後、変更できないようしたのに対して、アテナはその時代ごとの天才がバージョンアップを繰り返していく。
歴史上、どっちかがよかったかはさておき、問題はビジネスの場合はどっちのアプローチが良いのか。
これは明らかにアテナだと思う。
時代によってKSF(成功の鍵)は変わっていくがスパルタ方式はKSFが長期間固定されていないと成立しづらい。
また、スパルタ方式はシステムが完璧すぎて、その後の人間はシステムにのって動く人間が大量生産され、新しくシステムを改良する人間が生まれなくなる。
なんでかというと、システムがシステムの改善を望んでいないから。
(スパルタの場合は、システムをより強固にすること=より強い戦士が生まれることがシステムの目的であり、システムを時代に合わせて改善することを、システムは求めていない)
んで、アテナが最強かというと、普通都合よく天才なんて出てこない。
天才じゃないにしろ、システムを時代に合わせてカスタマイズできる人間をうまく育成発掘できないとゲームオーバー。
この課題はかなり難しい。
少なくても世代交代をうまく行かせるシステムを俺は知らない。
進化論的に考えると多様性しか正解がない気もするけど。