新人マネージャー奮闘記

新人マネージャーがあくせくしています。

政治家にマーケティングは必要か?

安倍政権が在任日数を更新しつづけていますが、ここまで安倍政権が続いたことは、安倍政権が強いというよりも野党が弱かったことにあると思います。

事前に書くと与党・野党どちらに肩入れをするつもりはありません。
ただ政権交代を一つのゲームとして見た時、有効な戦略ができていないのではないかと感じます。

政権交代の基本的な仕組みは、より高い支持率を集めた方が勝つというシンプルなゲームです。

なので、戦略としては、
A 相手の支持率を下げる
B 自分の支持率を上げる
の2つしかないわけですね。

で、Aはできていて、長期政権だけに相手のミスも多いし、なんども支持率は下がっているんですよ。
それなのに、なんで政権交代ができていないかというと、Bができていないからだと思うんです。

前置きが長くなりましたが、ここでマーケティングの話になります。
相手の支持率を下げるには、相手のミスを指摘するだけだから、そこにマーケティングはなくてもどうにかなるんですよね。
でも自分の支持率を上げるにはマーケティングが必要です。
国民がなにを求めているかがわからなければ有効なメッセージは配信できません。

先日、麻生さんが「我々、マーケットと仕事してますんで、野党と仕事してんじゃない」って発言されていて、まぁひどい言い方なんですけど、それもまた真理なんですよね。

アメリカでは大統領がTwitterで発言しまくるは、Googleのエンジニアがデータ分析するわ、マーケティングし放題ですね。
これは良い面も悪い面もあると思いますけど、個人的にはこの方がみんなが政治的に関心と思うのでいいと思います。
それに相手のミスだけを指摘するだけのゲームってつまらないじゃないですか。

ただし、アメリカは投票するのがすごい面倒らしく投票率は高くないみたいですけね。