新人マネージャー奮闘記

新人マネージャーがあくせくしています。

地方創生についてだらだらと書く

地方創生という言葉を聞いた時に思うのは、

それは誰のための地方創生なんだっけ?だ。

 

思いつく限り一番大きな視点は世界だ。

だけど今まで世界のために地方創生を行うべきだという議論は聞いたことがないし、

あるとすればそれば道徳的な意味合いが大きいと思う。

(それはそれで非常に素晴らしいと思う。)

 

次に日本のためにという視点。

個人的にはいまいちピンとこない。

効率という観点から考えると、大都市に絞ったほうがよい。

多様性を考えたときに、日本というほぼ単一民族国家かつ狭い島国で

それほど失われる多様性があるとも思えない。

(つまり国益が失われるほどの多様性)

 

と考えた時に最後に残るのは、地方のための地方創生だ。

元々地方に住んでいた自分の観点でいうと課題は3点だと思う。

 

1.人口の流出

2.低い経済成長

3.低い世帯所得

 

元々は地方に住むことが不便だともあったと思う。

だけど今はインターネットの環境にも困らないし、アマゾンはどこにも届く。

娯楽が大半がインターネットを通すよう現在ではあまり不便ではない。

しいて言うなら交通の便ぐらい。

 

東京ではイベントやらなんやらあるけど、

それはその時東京にいけばいい。

 

2018年現在において、渋谷とか秋葉原とか東京の都市が

文化の発信源としてそれほど大きな価値を持っているかは怪しいと思う。

 

話は戻り課題の3点。

この課題はそれぞれ影響しあっている。

 

人口の流出について。

人口が流出している主な要因は就職だ。

大都市に就職する理由は、地域の経済成長が低いからだし、地域の経済成長が低いから年収も総じて低い。

 

結局、仕事が改善されないと地方にとっての地方創生はできない。

 

一定の金額をもらえる仕事がすくない。

給与が上がるロジックというは主に下記2点を満たす必要があると思う。

1.儲かっている

2.代替可能性が少ない

1はともかく、2は工場とかのラインはベテランの職人じゃないと給料が上がらない。

つまり高付加価値な仕事が地方に少ない。

代替可能性は、労働者が足りなければ給与が上がるが、

工場とかは労働者が足りなければ他のエリアに新しく工場を立てるので、

その土地で消費するサービス産業ぐらいしか労働者が足りないということは置きないと思う。

 

あと夢のある仕事が少ない。

クリエイティブな仕事というほぼ東京で行われる。

コンテンツはほぼ東京で作られるし、

会社の方向性や新規事業は本社がある東京で決められる。

 

書くのが疲れてきたのでまとめると、

結局は地方にシリコンバレーができないと地方創生ができないという

身も蓋もない話。