研究室で学んだことは社会で通用するか
私が工学部の学生で研究室にいたときに、とても参考になった記事を会社の新卒に教えました。
新卒君は23歳。ちょうど私が記事を読んだ歳ぐらいです。
その記事は論文の序論を書き方を説明したものです。
私のその記事を論文を書くために読みましたが、
新卒君に教えたのは当然論文を書くためではなく、企画作るためです。
私は物事の重要性を伝える基本を論文の序論から学びました。
結局、論文も企画も基本構造は同じなんです。
論文が提案書、査読が決済に変わっただけです。
更に言えば、研究もビジネスと一緒だと思っています。
考え方は一緒で違いは、他の部門など関係者とのコミュニケーションが多いという点です。
新卒のときは社会は理不尽なことが多いと感じましたが、結局それは私が社会を知らなかっただけでした。
表側だけではなく裏側のロジックまで丁寧に観察すればひどく合理的にできています。
私の能力の多くは大学の研究室の中で養われ、数年間潜伏した結果、やっと少し芽が出ました。
そう考えると研究室というは意外と重要な要素だし、新卒に研究室を疑似体験させるというのは意外と悪くない教育過程だと思っています。